意味付けしているのは誰?

    投稿日:2012-11-18投稿者:

    こんにちは。フローマインド事務局遠藤です。

    今日はフロー語録、その15をお届けします。

    認知して余計な意味付けをよくしているなあと

    気づきます。

    何も意味がついていないことに意味をつけている

    ことに気づくだけで心がふっと軽くなりますね。

    では、こちから。

    <意味ないことに意味づけしている!>

    認知脳は外界に接着して、行動を決定していくのだ

    という人の普遍的な仕組みがあります。

    それは人として大切なことで、それができなければ

    仕事や勉強や社会生活ができないことになります。

    一方で心の状態にとってはこの認知脳が外界のことを

    持ち込んでしまうことになり、揺らぎや囚われが

    生じてしまうになるのです。

    その持ち込みシステムの張本人こそが認知脳の

    外界に対する意味づけだと考えられています。

    それは、本来は外界のすべての出来事に意味など

    付いていないにもかかわらず、過去の経験に基づき

    自分固有の意味付けを形成しまうということ。

    この意味付けシステムによって、心に揺らぎや

    囚われが起こっているのです。

    雨を認知すれば傘をさすと云う行動をとります。

    ただそれだけでいいのに、雨だと嫌だなあとか

    憂鬱だなと心はノンフロー状態になってしまう

    ことはないでしょうか?

    それは今までの経験により雨は嫌だとか憂鬱だと

    いう意味づけを形成してしまっているからで、

    嫌だとか憂鬱だなどという雨は降っていないのです。

    雨はただ水が落ちているだけなのですが、

    そのような意味付けを脳がしてしまうわけです。

    電車に乗り遅れれば残念とかチッってなりますが、

    ただ電車は待てばいいだけであって、残念などという

    電車は走ってないのです。

    ただ山の手線ならいつも3分から5分毎に

    来て行くだけなのです。

    そこに、認知脳は行動決定とは別に意味付けする

    という“とてつもない”ことをしでかしてしまう

    仕組みが同時にわたしたちにはあるのです。

    決して意味付けしないなどという人にはなれませんが、

    まずは意味の付いてないものに意味付けして人は

    苦しんでいるんだ、そして自分もその例外ではないんだ

    ということを知ることがすべての始まりなのです。

     

    ありがとございます。

     

ページの先頭へ