拍手や手拍子の力とは、、、

    投稿日:2012-12-06投稿者:

    こんばんは。スポーツドクター辻秀一です。

     

    先日アメリカに行った話はさせていただきましたが、

    そこでヒントを得たことをお伝えしたいと思います。

    アメリカは、特にニューヨークはエンターテインメントの

    都市だけあって、スポーツやミュージカル、音楽など

    毎日何かしら行われています。

    わたしも何かしら毎日のように観てきましたが、

    その中でも印象深かったは、ストンプですね。

    なぜかというと、わたしは常日頃バスケチームの

    エクセレンスの試合で観客がバスケを楽しみ、

    一体感を得るためには何かないかと考えています。

    今の日本のバスケの試合は無理にアメリカナイズ的な

    イベントにしようとやたらとガンガンに音楽が

    流れていることが多いです。

    わたしはいつもそれに、「絶対あり得ない」と思っています。

    なぜならば、バスケを見に来ているのにガンガンに音楽が

    鳴っていると本来のプレイの音が聞こえませんし、

    それに考えられくなってしまいます。

    ただ音楽を流して盛り上がっていれば、アメリカナイズ

    されたスポーツエンターテインメントだと考えられている

    ことに、超疑問があります。

    本場アメリカのNBAはどうなんだろうと思って

    何度も観ましたがそんなのはないんですよね。

    この間イタリアでもバスケを観ましたが、

    音楽などないしチアリーダーもありません。

    アメリカでもイタリアでも、みんなバスケのプレイ自体を

    本当に楽しみにきていてドリブルでボールをつく音、

    シューズがキュキュッと鳴る音なども含めて楽しんでいる。

    もちろん拍手を促せるような演出とかは

    たくさんあるし、タイムアウトの時にいろいろな

    ことをやりますが、バスケそのものはちゃんと観ています。

    繰り返しになりますが、わたしは日本でもっと会場と

    観客を一体化させるにはどうしたらいいかとばかり考えています。

    先日剣道の早慶戦を観る機会があり、

    そのヒントがありました。

    剣道は選手がたとえ勝ってもガッツポーズ

    してはいけないルールがあります。

    ガッツポーズした瞬間に一本が取り消しに

    なってしまいます。

    ですので、お客さんの応援の仕方も派手なことはなく、

    静まり返って観ているのが基本です。

    しかし、いいプレイをした瞬間、割れんばかりの拍手を送ります。

    その拍手が素晴らしい。

    また両方がいいプレイをすると、両者の応援からものすごく

    揃ったいい拍手をされます。

    この拍手がすごくいいなと思いました。

    バスケの試合でもみんなでいい拍手をできないかなと、

    すごく思っています。そうすると会場はみんな一体感があるから、

    プレイとお客さんがもっとつながる感じがとてもします。

    わたしはそれをやりたいなとすごく思っています。

    そうしたら、アメリカでストンプを観た時に拍手や手拍子を

    使ってお客さんを巻き込むというパフォーマスで大いに

    盛り上がりましたので「これだ」と思いました。

    簡単ではないですが、ぜひこれをやりたいとすごく思いました。

    拍手はものすごく基本ですが、称賛されて

    存在価値を感じますし、脳がくすぐられている感じがし、

    しかも観客が一緒に連帯感が生まれます。

    超いいツールだなと思ってたんです。

    アメリカでストンプを観た時にパフォーマーと

    観客が、また観客同士が一帯となり、楽しく

    とてもいい気分になるのに驚きました。

    まだまだ東京エクセレンスの応援方法に

    ついては模索する必要はありますが、

    ライフスキル的にも手拍子や拍手をして応援することで

    機械的な大音量の音楽が鳴り響くよりも、

    ものすごく気分良く感じる心を養えるので、

    絶対いいとわたしは思っています。

    (東京エクセレンスhttp://www.tokyo-excellence.jp/)

     

     

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