投稿日：2014-05-20投稿者：
「詐欺にあったかもしれません」
先日ネットを見ていたら
このような相談が上がっていました。
経緯が結構詳しく説明されていて、
読んだ限りは本当に詐欺のように感じました。
アドバイスしている人たちも、
ほぼ詐欺だろうとした上で、
どうすればいいかをコメントしていました。
そのアドバイスのコメントと、
質問者の返答や説明を比べてみていると、
とても対照的でした。
想像できると思いますが、
質問者の方は冷静さを失っていて、
それ以外の人は冷静です。
ネットで匿名での質問です。
質問自体が嘘という可能性もあります。
（いわゆる釣りというやつです）
それもあるので、他人事だし
周りも真剣に考えていないというのも
あるとは思います。
（でも質問者の文章から
焦った感じは伝わってきたので
本当だと思いましたが……）
ただ、ここで注目したいのは、
詐欺にあった当事者と、そうじゃない人とでは、
状況を冷静に見れるかどうかが
大きく変わってくるということです。
同じようなことはたくさんあると思います。
夫婦喧嘩をして冷静でいられない時も、
友人に相談したら的確なアドバイスをくれた。
何かサービスの契約で販売者ともめた時も、
消費者センターなどに相談すると
どうすればいいかが見えてきた。
もちろん、これは専門的な知識を
持っているかどうかの違いもありますが、
もう 1 つ重要なことは、
ちゃんと事実を冷静に見れるかどうか
ではないでしょうか？
何か問題に直面している当事者は
色々な意味付けが付いてノンフローに
傾きやすい状態ですよね。
一方他人は当事者ではないので、
本人ほどのノンフローは感じません。
状況を冷静に見つめ、
本人が気付いていない点に
気付けるかもしれません。
だとすると、もし、まるで他人が外側から
客観的にアドバイスをくれるように
自分を見つめることができたら、
きっとフローになれますよね。
フローになればパフォーマンスが上がります。
頭の回転が良くなったり、
視野が広がったり、
考える力が戻ってくるので
問題の解決に近づきます。
実はこれ、「客観視すると考える」
というライフスキルなんです。
辻先生は、イチロー選手がマウンドに立ったときに
何を考えているのかを紹介しながら、
この「客観視すると考える」というライフスキルを
教えてくれています。
イチロー選手は、実際に一歩進んで
「客観視する」ところまでできています。
しかし、それができるためのまず最初のステップは、
自分を客観視すると“考える”ことです。
ぜひ、このライフスキルも
トレーニングしてみてください。
フローに入りやすくなり、
問題解決能力も向上しますよ。
— フローマインド事務局
P.S.
客観視すると考えるライフスキルを
磨くためにも、まずはこちらから・・・