チクセントミハイ博士の講演会

    投稿日:2014-12-08投稿者:

    おはようございます。
    スポーツドクターの辻秀一です。

     

    先日、フロー理論の提唱者である
    チクセントミハイ博士の
    講演会へ行ってきました。

    初の来日講演ということで、
    汐留のホールはたくさんの人で
    溢れていました。

    私のクライアントや知人なども
    たくさん来られていました。

     

    チクセントミハイ博士は、
    人が高い集中力をもって
    物事に取り組んでいる状態を
    フローと名づけた方です。

    そのような高い集中力を発揮するような
    精神状態について調べていく中で、
    この感覚を “流れるような感じ” と
    表現した人が多かったからだと言います。

     

    彼が定義するフローは、
    一つのことに没頭していて、
    他のことに一切振り回される
    ことがなくなるような、
    そんな高次の集中状態です。

    楽しさや満足感を感じつつ
    高いパフォーマンスを
    発揮できる精神状態のことです。

    今回の講演会の内容も、
    このような話が中心でした。

    フローとはどのような状態か?
    どんな条件でフローになるのか、
    というお話です。

     

    非常に興味深いお話でしたが、
    やはり学者さんだなという
    印象を受けました。

    私がみなさんにお伝えしているフローとは
    ちょっと違い、学問的でした。

     

    私はスポーツ選手や
    ビジネスパーソンなどが、
    いかに現場でフロー化を
    体感していくかということに
    興味があります。

    私がお伝えしているのは、
    実学であり体感学です。

    お勉強ではないので、
    理屈よりも実際に体感することを
    大切にしています。

    フローの定義ももっとライトな感じです。

    ゆらがず、とらわれずな感じ、
    ごきげんな感じです。

    チクセントミハイ博士の定義は
    どちらかと言うとゾーンに
    近いと思います。

    何をやってもうまくいくような
    究極的なハイパフォーマンス状態です。

     

    フローの先にゾーンがありますが、
    ゾーンは意図的に狙って
    入れるものではありません。

    ゾーンはやってくるものです。

    フローもやってくるものですが、
    ライフスキルを磨くことで
    体感しやすくなります。

    このようなライトなフローは、
    トレーニング次第で誰でも体感できます。

    そして、フロー化が起これば、
    少なくともフロー化が起こる前よりは、
    ごきげんですし、パフォーマンスが
    高くなりますし、充実感を感じるのです。

     

    私は人の「より良くなりたい」
    「より自分の力を発揮したい」
    「より成長していきたい」
    という気持ちに応えたいと思っています。

    ですで、ライフスキルを磨き
    フロー化を起こすことは
    不可欠だと思っています。

    自分の心の変化、
    フロー化の体感を大切にしていく、
    現場に活かせるメソッドを
    より広めていきたいと思います。

     

    それにしても、チクセントミハイ博士を
    実際に生で見ることができたのは、
    本当に貴重な体験でした。

    このような機会をいただけたことに感謝です。

     

     

    P.S.
    フロー化を起こすメソッドはこちらです

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