投稿日:2012-10-05投稿者:
9月30日
フロー語録その2
《今を生きるではなく、今に生きる!》
認知脳は行動を決定していくために働く脳です。
したがって、過去が好きです。
過去を分析したり、原因を明らかにしたり、反省をして
行動の内容を見つけ出していくようにできています。
しかし、心の面からするとこの脳の使い方は揺らぎや囚われを
生じさせてしまうことになります。
過去は変えられないので、変えられないものを考えると、
心には後悔感や残念感などの揺らぎが生じ、過去の出来事に
益々囚われていくことになります。
ああしなきゃよかったとか、今までダメだったからとか、
昔はこうだったなど考えてしまうのからなのです。
すなわち、ノンフロー状態が心を支配してしまうことになります。
また、認知脳は未来を考えるのも大好きです。
それは目標を設定したり計画をたてることで、
行動をより明らかにできるからです。
しかし、未来は誰にもわかりません。
わからないことを考えると誰でも心の状態に、
不安、心配、緊張、恐れなどが生まれて揺らぎが生じます。
さらには、まだ終わってもいないのに未来に対して諦めや、
油断無理などの囚われすらも生じてしまうのです。
行動のためには認知脳による過去や未来への思考は
重要ですが、心の弱さを引き寄せるのです。
一方、ライフスキル脳は今に脳を集中させます。
そのために今に生きるという思考を徹底して選択します。
なぜ今を生きるではなく、今に生きるのか?
今を生きると言う言葉では、外界にある今の環境や
出来事・他人に対して、何をするべきなのかを考えたくなり
認知脳が働きかねないからです。
ライフスキルは、自分自身の心を今この瞬間のここにおく、
ということを主眼にしているので、脳が外側に行きそうな
今を生きるではなく、「今に生きる」と敢えて区別しているのです。
ありがとうございます。