感じたことをそのままに、、、

    投稿日:2012-10-25投稿者:

    10月25日
    こんばんは。スポーツドクター辻秀一です。

    先日ある企業のチア研修をしたことをお話しましたが、
    今日はその続きでおもしろかったことをお話します。

    研修が終わったあとに、仕事にどう活かせるか
    ディスカッションをしてもらいました。

    3つ班があり、1つの班は、ライフスキルを大事にすれば、
    何をやっていたとしても、自分の気分は自分たちで創っていけるから、
    仕事でも「やらされてる感」よりも、まず一生懸命やってみようとか。

    「笑顔でやってみよう」とか、ライフスキルを日常から
    取り入れて仕事をすれば、仕事も変わるんじゃないか、と言っている班。

    もう1つの班は、
    確かにこの場では気分が良くなり、笑顔にもなったし
    仲間の意識も持てたけど、「仕事には活かすのは難しいですよね」と
    いうことを終始そればかりを話している。

    仕事に結びつかないことをみんなで認知的に着眼して
    ディスカッションしている班。

    3つ目の班は、「大事なことは目標なんだ」と。
    今日は1時間後にチアの発表をするという目標があったから、
    みんなで元気になれたんだ。もっと目標を明確にせねばならん、と。

    だからみんなにもっと目標を持たせて、目標の意味をもっと
    共有してくことが必要なんだ。という結論に至っている班。

    それも大事ですが、これはどちらかというとビジネスコーチング的指標ですね。

    いつも目標ありきでいくと仕事ってスポーツのように、
    なかなか目標が明確になっていないじゃないですか。
    1つの目標だけじゃなくていろいろな案件にも絡んできますからね。

    そもそも、わたしたちは研修の最初に、このチアをやることの
    目的と意義とかをガンガン言ってないんですね。

    しかも、目標で一つになるという話もひとつもしていません。
    確かに発表というプロセスはありました。

    その途中でなぜ気分がよかったかというのは
    目標が設定されて、みんなで『じゃあこの目標を絶対かなえるぞ』と

    やったからではなくて、一人一人がそこにライフスキルを最大に
    意識したからフローになっていって気分が変わったことを体感できたはず。

    しかし、数分後に発表がありますと言ったから、
    それを目標にして達成しようという意識が生まれてきたと思います。

    どの班もなかなか興味深いものがありました。

    チア発表だって評価されにくいとか、結果が問われないとか、
    いろいろあるかもしれません。
    だけど、評価しようと思えば評価できます。

    どのチームが一番よかったかとか評価できるし、
    順位を決めることもできますし、人事部長も見ているから、
    これを給与査定に入れますよとか、いろいろできますが、
    そんなことはわたしの研修には意味がないと思っています。

    評価は外側から来るわけですから、
    みんながなぜあのような体感を味わえたのかというのを
    もっと考えて、毎日の仕事に体感したいい気分を生かして欲しいと思います。

    内側から感じたあの体感をそのまま活かしてもらえればいいんです。
    そんな難しいことはなく、いい気分でいれば質の高い仕事ができるわけですから。

    もっと単純にあのようないい気分を自分で創るには
    ライフスキル脳だなって気づいて欲しいと思います。

    それに、気づけた人たちは同じ仕事をしていても
    仕事の質が違いますね。自ずとパフォーマンスも変わります。
    また、気分を変えて生きていけるはずです。

    ありがとうございます。

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