投稿日:2012-10-30投稿者:
こんにちは。フローマインド事務局 遠藤です。
<レッツ・チャレンジ!>
こんにちは。
フローマインドの岡田です。
辻先生の『「第二の脳」のつくり方』、読まれましたか?
素晴らしい構成と読みやすさで、私のめちゃめちゃオススメな本です。
(表紙のデザインもすてき!)
中身はもちろん、辻メソッドがぎっしり。
一つ一つの項目がコンパクトにまとめられているので、
パッと開いたところを読むだけでもバシッと心を打ってきます。
私が今日開いたのは、P157「チャレンジする」のページ。
人間は、いつもいるところが居心地がいいと感じ、
そこから出ようとすると必ずマイナスな感情がじゃまをして、
その人の変化をブロックしようとする。
でも、じゃまをされるに任せてそこから出ないでいると、
長年に渡って作られてきたセルフコンセプトから離れられずに、
ずっとそのなかに“とらわれ”て生きていくことになる。
そこで、勇気を持ってチャレンジすることで、“とらわれ”にくい自分を形成しよう。
とらわれにくくなると、フローな自分をつくりやすくなる。
だから、チャレンジの習慣をライフスキルとして身につけよう。
簡単に言うとそういう内容です。
それで私が思い出したのは、先日駅のホームで話しかけた
カナダ人の女の子のこと。
クリスティーナという名のその女の子は、
外国人であるというだけでなく、ある理由でものすごーく目立っていました。
それは、彼女のファッション!
私はそれまでにも彼女を見かけたことがあるのですが、
一度見たら忘れられないほど、ド派手な、超個性的なオシャレさんなんです。
あるときは全身水玉で、大きなフレームのメガネをかけて、
ブロンドの髪を頭のてっぺんで大きく結い上げています。
またあるときは身につけているものすべてが原色、
傘から髪留め、リュック、靴下にいたるまで、まるで12色入りのクレヨンのよう。
その姿があまりに強烈でかっこいいので、
好奇心が抑えられない私は、つい声をかけてしまいました。
2年半前に日本に来たというクリスティーナは、
素晴らしくきれいな日本語を話します。
「ファッションの勉強がしたくて、高校を卒業して一人で日本に来ました。
日本語もほとんど独学ですよ」
カナダには彼女の望むようなファッションの学校がないそうで、
すごく不安だったけれど、思い切って日本の学校に入学したとのこと。
もちろん、ファッションに対する情熱があるからできた
ことだとは思いますが、もしも彼女に、生まれ育った
居心地のいい場所から飛び出すチャレンジ精神がなければ、
日本の学校で日本語を使いながらファッションの勉強をする
毎日はなかったはず。
どっちがいいとか、とにかく思い切ったことをしようとか、
そういうことではないのです。
でも、“ふだん”とは違うことをしてみる、“いつもの自分”
とは違う行動をとってみるということが、とらわれにくい自分を
つくり、それがフローになりやすい自分をつくる…、
という構造は、すごく納得がいきますよね。
ずっと同じ姿勢でいると体も凝ってしまうように、
ずっと同じセルフコンセプトでいると、心も凝り固まってしまうんですね、きっと。
他人や環境にとらわれないで、自分で決めて自分でチャレンジ!
チャレンジによってセルフコンセプトをほんのちょっとずつでも変えて、
柔軟性を失わずにいれば、いつも新しい自分の可能性が広がっていく気がしませんか?
新しい自分=とらわれない自分。
居心地のいい場所から出られない自分に気づいたら、
クリスティーナの、あのクリクリッとした大きな目を思い出そうと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
岡田 綾