投稿日:2012-12-19投稿者:
こんばんは。
スポーツドクター辻秀一です。
わたしがライフスキル脳を使いながら生きている
この感覚は人間普遍のものです。
ですから、この感覚がわかりにくいという
人たちも実はもっているのです。
認知の脳で理解ができないため、
受け入れがたいという人もわたしの様々な
活動の中からも残念ながら見受けられます。
わかりにくい人たちにもわかって欲しいとは
思いますが無理やり説得するようなことはしません。
あくまでライフスキルというのは
感じるものなので、説得されてわかる
というものではないからです。
ただ、わかりにくいという人に出会った時に
わたしの心の支えといなっていることが、
いくつかあります。
一つは、スラムダンクやバガボンドに
感銘する人たちが、世の中にはたくさんいる
という事実。
文化が存在しているという事実。
スポーツが存在している事実。
文明じゃない文化というものが、
人間にはしっかりと存在していているということ。
井上雄彦先生の作品「バガボンド」でいうならば、
宮本武蔵は天下無双を目指し、
初めは技術偏重主義でめった斬りしていけば
天下無双になれると思い込み、荒々しく獣のような、
邪気を放ち剣豪と評判の人たちを切りまくった。
それは、天下無双という肩書きを
世間に認めさせるための結果エントリーなこと。
本当の剣豪たちとの出会いの中から
いったい何が違うのかというところに
徐々に気づいていったのでした。
そこに目に見えない感じるものを大事にした
生き方を磨いているかという、その差があるということ。
本当の天下無双は単なる名前にしか過ぎず
すべて全員が天下無双になれるんだという
ことにだんだん気づいていくことで
晩年、60歳で五輪書を書いたわけです。
認知脳の偏重になっている世の中ですが、
宮本武蔵の時代にあった、理由がなくても
感じる心を大切にして欲しいと思います。
もともとはこの脳は原始脳なんです。
本当は。
ですが、手放してしまっているから
新しいものを発見したような感覚です。
そして、機能として使われていないんです。
人間の脳は5%程度しか使われていないと
言われていますから残りの95%はまだまだ
開発すれば機能はいくらでも、もっと増えていくのです。
弾こうとしなければピアノを弾けないけど、
練習すれば弾けるわけです。
使っていない脳を使おうという感覚でいいのです。
それを5%未満しか使っていない脳で理屈を
考えてもわからないのは当然す。
あなたの脳はすごいんですよ。