投稿日:2012-12-27投稿者:
こんばんは。
スポーツドクター辻秀一です。
先日山形でエミネランドを実施してきました。
今回の対象は4年生でした。
エミネランドは1日で数種類のスポーツを
行うスポーツ版ディズニーランド。
子供たちはとても素直だから、
今日は「元気、感動、仲間、成長」を
感じる時間ですって言ったら「そうだな」って始まり、
「元気、感動、仲間、成長」をいっぱい感じられた!
で終わります。
じゃあ大人に言うと、
仲間を感じるっていう定義は何だ?
元気ってどれくらいを元気っていうんだ?
というふうに考えだしたりします。
そうするともう元気を感じられないと思います。
元気と感動と仲間と成長をスポーツは
感じるものなんだといったら、
「そうだよね」って「そう感じればいいんだよね」
ということだけなんです。
内容としては、それをテーマにいくつかの
アトラクションを行なっていきます。
だけど、じゃあそれが何か社会の得になっているのかとか、
GNPにどう貢献しているのかとか、
その子どもたちのそれによって生まれた笑顔が
何の役に立っているのか、
なんていうことを聞かれても、直接的に
役には立っていることはありません。
ライフスキルと一緒ですよね。
ですので、ちょっとだけ小さなルールを作ります。
とにかく一生懸命やることと楽しくやること。
なんでいいのかという、その「なんで」の
理由をまた聞かないから、ますます感性が
高くなるのでそのルールを守る。
単純に守るから、フロー化が起こるので、
ますます感じるようになるので、
ますますあの空間が生まれるみたいな感じでしたね。
あの空間をみんなが感じ取れたので、
それで良かったなというのが、大きな感想です。
子どもたちにその感じを体感させてくれるし、
一方でスポーツの力みたいなものも改めて感じましたね。
今回は、アトラクションを4種類ほど行いました。
前にも紹介しましたが、自分と同じ所を見つけるゲーム
(例えば、男同士やスポーツが好き同志などなど)
何度やってもいいですね。
自分と同じ所がある人を見つけて手を
つないでくださいと。
そうすると、こことここで何が同じ
ところあるかなって、しゃべるわけですよ。
何か見つけるわけですね。
そうしたらここが一緒だよねって、
極端なこと言ったら目が二つあるよねっていったら
「一緒じゃん」って手をつなぎますよね。
もっといろいろな話をして「趣味が一緒だよね」
という人ももちろんいる。
そうすると、両方が必ず誰かとつながっていき
やっていくと、気づいたら最後には全員で
一つの輪になるんです。どんなに、何千人いても。
ちょっとやや認知的な遊びでもあるんですけど、
逆に違うところを探し始めると違うだけなのに、
間違いだなどと認識がいきがちで、
その先には対立や争いごとが起きてしまいます。
しかし,同じところを見つければ、
基本的には人間というのはつながれるわけです。
何万人いても同じところを見るという習慣があれば、
これはいい認知の使い方でみんな一つになれるんです。
エミネランドはいいですね。
好きですよ。超いい時間です。
むちゃくちゃあそこにいたら、気分がいいですよ。
子供は素直。
ですが、子どもと大人が違うのではなく、
人によって違う。
どこからが子供でどこからが大人という
線引きはありません。
感じる心を素直に受け入れられる人、
結局は、
いろいろな人がいるということが言いたいです。