感動する=フロー、させるは?

    投稿日:2013-01-03投稿者:

    あけましておめでとうございます。
    フローマインドの岡田です。

    新年になると、新しいステージに
    立ったような気分になりますね!

    でも、ほんとは毎日毎日、
    毎分毎分が新しいステージ…。
    日々、二度と踏めないステージに

    立ち続けていると思うと身が引き締まる思いがします。
    今年も“よりよい自分”になるために

    皆さんと一緒に前に進んでいきたいと思っています。
    どうぞよろしくお願いいたします。

    今日は、昨年末に行った、
    ある女性シンガーのコンサートで
    感じたことをシェアさせてください。

    見かけはすごくかわいらしいのに、
    すごい声量の、パンチのある歌声に圧倒されました。

    コンサートの間中、その人のライフスキルを
    感じたので今日はそれをシェアさせてください。

    <そのときどきに最適なフローがある>

    コンサートって、歌っているだけじゃなく、
    マイクでおしゃべりする時間もけっこうありますよね。

    歌っているときも、
    みんなが踊り出しちゃうようなアップテンポの曲、
    しっとりとしたスローテンポの曲と、いろいろあります。

    私はずっと、そのシンガーの歌やおしゃべりを聴いていて、
    辻メソッドのライフスキルの一つである、
    「フローにはいろいろあると考える」を思い出していました。

    その意味は…、
    “フロー”は1種類ではないということ。

    辻先生は、
    「フローとは、その場やそのときに即した、
    高いパフォーマンスを発揮できる機嫌のいい感じ」だと言っています。

    つまり、いくら機嫌がよくても、
    その場にそぐわない機嫌の良さではダメだということ。

    その場にぴったりと合っている機嫌の良さだからこそ、
    その人は高いパフォーマンスを出せるし、
    それを観ている人も感動するのだと思います。

    このときの女性シンガーは、まさにフローでした。
    ものすごく元気に客席に向かって声を
    かけるときもあれば、客席の様子を見ながら、
    ささやくように話しかけるときもあります。

    客席の年齢層が比較的高かったので、
    自分から立ち上がる人が少ないと見ると、
    「だんだん踊りたくなってきませんか…?」と優しく促します。

    その曲が終わると、「次の曲もとってもノリがいいので、
    そのまま座らないでいてくださいね」と、
    今度は静かにかわいくお願いします。

    そして、その曲が終わったら、
    「もう座っても大丈夫です…」と
    またまた優しく着席を促すのです。

    そんな彼女のパフォーマンスで、
    客席の人みんなが気持ちよくなって、
    いつのまにか一緒に踊ったり、
    歌ったり、してしまいました。

    初めて聴いた彼女のコンサートでしたが、
    音楽も、彼女のライフスキルもすべて含めて、
    すごいアーティストだなあ、と感じました。

    自分らしいご機嫌な状態で、その瞬間瞬間に
    合わせたパフォーマンスをし、それによって、
    周りの人までもフローにしてしまう…、
    シンガーとしてだけじゃなく、人間としても素晴らしい!

    人を感動させる人というのは、
    その人自体がフローなんですね。
    逆に言えば、フローじゃないと、
    人を感動させられないのではないかと思います。

    今日もお読みいただき、ありがとうございました。

    岡田 綾

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