投稿日:2012-05-25投稿者:辻秀一
みなさんは『キャストアウェイ』という映画を観たことありますか?
2000年に製作された映画で、
主演トム・ハンクス、監督ロバート・ゼメキスです。
わたしはこの映画が大好きなんですが、最近またDVDを見直しました。
運送会社の猛烈社員であるチャック(トム・ハンクス)が
飛行機事故で無人島に流され、そこで一人サバイバル生活を
するのですが、いやあ、映画といえども、
その過酷さは想像を絶するものがありますね。
食べものはない、飲み水はない、明かりもない、靴もない…。
ふだんは、”あること”すら意識しないで生活しているものが、
何もないわけです。
では、そこで生き延びるためには、いったい何が必要なんでしょうか。
それは、”心”。
心といっても、ただの心じゃダメで、ライフスキルによって整えられた”フローマインド”。
フローというのは前回お話したように、
揺らぎやとらわれから解き放たれた心の状態のことですが、
それがないと、とてもじゃないけど
無人島で生き延びていくことなんかできません。
空腹、孤独、不安、恐怖…、そんなものだけを抱えて誰もいない場所でたった一人で生きていく。
そんなこと、人間にはできません。
きっと数日で気がふれてしまうでしょう。
じゃあ、どうするか。
事実だけを見ると悲観的な要素しかないわけです。
そんな状況のなか、チャックはあらゆるライフスキルを使い、
毎日を生き抜いていきます。
(ライフスキル=自分で自分の心の状態をフローにする脳の機能)
ずいぶん前の映画なのでバラしてしまうと、
チャックは4年間の無人島生活のあと、
手製のイカダで脱出するのですが、
その際、脱出のタイミングを計算したりするために、
今度は認知脳をフル活用します。
(認知=外部の状況を判断したり分析したりする脳の機能)
つまり、人間が生きていくために必要な認知と
ライフスキルという脳機能の両方を、
彼は高いレベルで持ち合わせていたわけです。
そしてついに脱出のときがやってくる…。
さらに私がこの場面を見て感じたのは、
“いまの状況を変える第一歩を踏み出す勇気”です。
4年も暮らしていれば、最初はありえないと思っていた
何もない生活にも慣れ、そこそこ順応し、
“生きていく”ということについてはかなり不自由がなくなってきます。
その慣れた場所を離れ、大海原に漕ぎ出していくとき、
その先に自分の求めるものがあるとわかっていても、
かなりの勇気がいるものです。
誰でも、住み慣れた場所から離れるのはこわいものです。
それがどんなに、住み心地のよくないところであっても、です。
ストレスフルな仕事、いやな上司、足を引っ張ろうとする同僚、言うことをきかない子供、うるさい妻、協力的じゃない夫、etc.…。
その結果送っている不機嫌な毎日が、じつはあなたにとって安住の地になっていませんか?
“イヤだけど、抜け出すのも面倒な無人島”に、なってしまってはいないでしょうか。
もしそうだとしたら、一日でも早く見えない鎖を断ち切って、
フローな人生へと歩き出しましょう。チャックのように。
わたしのメソッドがそのための役に立てれば、こんなに嬉しいことはありません。
スポーツドクター辻秀一
PS..フローマインドついて詳しく知りたければこのCDがいいですよ。
http://www.doctor-tsuji.com/activities/dvd/cd/index.html
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