投稿日:2013-11-06投稿者:
これは賛否両論あるトピックです。
テレビは見るべきなのか、
それとも見ない方がいいのか?
「若者のテレビ離れ」などが
危惧されたりしていますが、
まぁそれは、ネットなど他の
娯楽が充実してきたからだとして、、、
今日考えてみたいことは、
自分をフローにしていくために、
テレビというメディアは
見た方がいいのかどうか、
ということです。
メディアというのは、
どうしても私たちを
ネガティブにするような
情報を伝えてきます。
ニュースをつけてみてください。
世の中は悪いことばかりで
何も良いことはない。
問題は深刻で何をしても
解決できそうにない。
そんな印象を持ってしまう
のではないでしょうか?
そういう情報を
聞いてばかりいると、
やはり機嫌よくは
なりにくいですし、
ノンフローになって
しまうでしょう。
ですので、自分を
フローにするためには、
テレビを見ない方が
いいのではないか・・・?
しかし、テレビを見ないと、
必要な情報を知ることができない、
ということになってしまいます。
必要な情報が足りていないと、
認知的に適切な行動が
取れないかもしれません。
「台風が迫っています」
という情報を知らずに
過ごしていると、避難が遅れて
トラブルになるかもしれません。
株価の情報を知らずに、
闇雲に投資などしていては、
大損してしまうでしょう。
テレビや新聞などで
最新の出来事を
把握しておくことは
仕事や生活において
重要なことでもあります。
ではテレビを見つつ、
フローでいるためには
どうすればいいのでしょうか?
ネガティブな報道に
心をもっていかれることなく、
毎日の生活をごきげんに
ハイパフォーマーでいるには
どうすればいいのでしょうか?
その秘訣は、やはり
ライフスキルにあると思います。
ライフスキルは、
心を整える脳の機能です。
ライフスキルの基礎に、
「意味付けに気付く」
というものがあるんですが、
情報に対する「ネガティブ」
「ポジティブ」などの評価も、
全てはこの意味付けを行う
認知脳の働きが関係しています。
例えば、、、
「台風が迫っている」
「洪水警報が出ている」
という情報を聞いた時に、
「危険だ」と認知できなければ、
命を失ってしまう可能性があります。
辻先生がよく例えに出すんですが、
「カモシカがライオンを見たら逃げる」
という認知の働きによって、
危険を逃れることができます。
ここで、
「台風? そんなの平気〜」
「いくらでも襲ってくれば〜」
「この台風も大事な自然現象なんだ」
なんて、ある意味ポジティブ(?)
に考えることが、果たして
賢明な判断といえるでしょうか?
つまり、わたしたちは、
ネガティブな認知ができることで、
危険を回避したり問題を解決したり
することができるわけですね。
そのネガティブな認知のおかげで、
電気をつくり飛行機をつくり、
携帯電話をつくったという
側面もあるわけです。
ですので、決して
意味付けすることが
悪いわけでもなければ、
それを止めるために
プラス思考やポジティブ
シンキングで努力する
必要はないわけです。
ただ、この意味付けは、
放っておくと
余計な意味を付けて
いってしまいます。
「台風?! 最悪〜」
「やる気がなくなるな〜」
「仕事いくの面倒だな〜」
などなど、、、
台風という状況を
注意すべきものとして認知し、
交通機関を選ぶなり、
危険な場所には近づかない
ようにするなり、適切な行動を
取れれば OK なわけですが、、、
なぜかこのような
意味付けをしてしまい、
パフォーマンスの質を
低下させてしまっています。
一方、「意味付けに気付く」という
ライフスキルが働いていれば、
パフォーマンスの低下を招くことなく
ただ適切な行動を取ることが
できるようになります。
「また意味付けたな〜」
「本当は意味付いていないものに
意味付けてたな〜」と気付くと、
意味付けでガチガチになっている心に
余裕が生まれます。
つまり、ライフスキルを働かせれば、
ネガティブなニュースを見ても、
パフォーマンスが低下することなく、
むしろ適切な情報を、
適切な行動に活かすことが
できるようになるのです。
あなたも、これからテレビを見るときは、
この「意味付けに気付く」という
ライフスキルを、意識してみては
いかがでしょうか?
— フローマインド事務局