本番に強くなるには？

投稿日：2013-11-24投稿者：

こんにちは。
スポーツドクターの辻秀一です。

「本番に弱いんです。
どうしたらいいでしょうか？」

「大事な場面で緊張してしまいます。
どうしたらいいでしょうか？」

ライフスキルを教えていると、
○○な時に、どうしたらいいのか、
というご質問をよくいただきます。
人とコミュニケーションを取る時に、
よいパフォーマンスを発揮するには、
どのライフスキルを使えばいいですか、とか

プレゼンで相手からの質問に
堂々と答えるには、
どのライフスキルを
使えばいいですか、などの

状況に応じてどうすればいいのか、
というご質問です。

問題を抱えている点や、
悩んでいることは人それぞれなので、
自分が抱えている問題を解決するために、
ライフスキルをどう使えばいいのか、
気になる方が多いようです。

しかし、ライフスキルを
身に付けることの恩恵は
とてもシンプルです。

それは、自分がフローに傾くこと。
そしてフローに傾くことで、
パフォーマンスの質が向上することです。

パフォーマンスとは、
すなわち行動のことです。

話す事、考えること、
アイデアを出すこと、
運動すること、
何かをつくること、
相手の気持ちを理解すること

様々な行動のことを指します。

ですので、A というライフスキルを使えば、
A’ という問題が解決します、
B というライフスキルを使えば、
B’ のパフォーマンスが上がります、
というようなものではないのです。

ライフスキルは、
自然と発揮されるように
なってこそ意味があります。

いざというときに慌てて意識して
ライフスキルを発動させよう
などというスキルではないのです。

あなたは普段日本語で話しかけられると、
自然と日本語で返事をするでしょう。

しかし、英語をうまく話す事ができなければ、
英語で話しかけられても、日本語のように自然に
受け答えすることは不可能です。

単語やフレーズを学んでいても、
英語を使う脳の回路がつくられていないと、
いざというときに自然に話せないのです。

ライフスキルもこれと同じで、
たとえスキルについての
知識を持っていたとしても、
知っているだけでは
いざというときに使えません。

ですので、常に練習をして、
緊張する場面、大事な場面、
プレッシャーを感じる場面で
自然とフローでいられるように
なることが大切なのです。

緊張する場面などで、いきなり
ライフスキルを使おうと思っても、
うまくいかないので、
できるだけ普段の生活の中で
トレーニングしておくことが重要です。

多くの人は、大事な場面だけで、
ライフスキルを使おうとしますが、
そうではないのです。

常に鍛えておくことが重要なのです。

ですので、「○○な時に〜」
などの状況に関係なく、
出来る限りライフスキルを意識して、
生活するようにして欲しいと思います。

それによって、本当に
結果を出したいと思う様な場面で、
自然とライフスキルを
発揮できるようになるのです。

常に練習していきましょう。

P.S.
普段からライフスキルを鍛えるには、
この繰り返し聞ける音声プログラムが最適です。