投稿日:2014-01-14投稿者:
「尊敬する人はいますか?」
このような質問を
1 度はされたことが
あるのではないでしょうか?
例えば、子どもの頃、
自己紹介の時や、卒業文集などに
尊敬する人を書いたことが
あるかもしれません。
就職の面接で聞かれたことが
あるかもしれません。
そして、こうも聞かれたはずです、
「なぜ、その人を尊敬するのですか?」と。
そうすると、たぶん、
素晴らしい実績があるからだとか、
人格者であるからだとか、その人の
ミッションが素晴らしいからだとか、、、
その人物の行動や結果、
発言に対して、色々な
理由付けをしているはずです。
つまり、何か外側に理由があって、
尊敬するかしないかを
決めているわけですね。
これは、辻先生の理論で言うと、
とても「認知的」な作業です。
外側に理由を探す、
というのは、認知脳による
意味付けの成せる技ですから。
ただこの場合、外側の理由に
依存しているので、その理由が
真実でなければ、「尊敬できない」
となってしまわないでしょうか?
例えば、本を読んで感銘を受け、
尊敬出来る人だと思っていたが、
実際に会ってみると、イメージと
かけ離れていて、失望してしまった、、、
など、尊敬する理由が
外側にある限り、
裏切られるリスクや
尊敬できなくなるリスクを
抱えていることになります。
当然、これではフローな状態には
なりにくいですよね。
では、ライフスキルとして、
フローになやすい思考とは
どのような思考なのでしょうか?
辻先生によると、
それは「リスペクトマインド」です。
リスペクト(Respect)は、
日本語に訳すと、「尊敬」と
なりますが、ライフスキル的には、
違う訳し方がしっくりきます。
それは「尊重」や「思いやり」です。
相手を思いやると考えるスキル、
尊重すると考えるスキルのことです。
ライフスキルの基本は、
外側に原因や理由を求めず、
自分で自分の機嫌、つまり
フローをつくっていくことです。
ですので、相手に理由は
一切不要というわけですね。
この人は尊敬するに
値する人間だろうか?
などのように、認知脳で考えていては、
どうしても相手に心を持っていかれて
しまいます。
そうではなくて、
自分がフローになるから、
自分が気分良く、質高く
生きられるからという理由で、
相手をリスペクトできる
というのが、ライフスキルです。
そして、リスペクトされた方も
嫌な気分はしません。
自分も相手もフローにして
いくことができるわけですね。
リスペクトする、
つまり尊重することの反対は、
蔑む事です。
相手は自分より劣っていると
バカにする、認知による
比較が働いている状態です。
ですが、誰かを蔑んでいる時と、
理由なく相手をリスペクトしている時と、
どちらが気分が良いですか?
どちらが自分の力を出せそうですか?
自分のためにも、どちらの思考を
心がけるのか、ぜひ選んでみて
ほしいと思います。
— フローマインド事務局