投稿日:2014-01-16投稿者:
こんにちは。
スポーツドクターの辻秀一です。
少しイメージしてみてください。
朝、職場に着いて席に座ると、
隣の席の同僚がいつもと
違うことに気付きます。
「おはよう」と挨拶をしても、
返事がありません、、、
表情を覗くと、眉間にシワを
よせているのが分かります。
パソコンのキーボードをたたく音も
いつもより強いように感じます。
明らかに不機嫌そうです。
もし、こんな同僚が近くにいたら、
きっとあなたも気を使うでしょう。
「何があったんだ?」と気になったり、
「話しかけにくいな」と不満をこぼしたり、
「朝から何でイライラしてるんだよ…」と
あなたまで不機嫌になるかもしれません。
このように、私たちはいつでも
他人の影響を受けて生きています。
そこに “存在している” というだけでも
気になってしまいますが、それだけではなく、
相手の方からも働きかけてきます。
動いてきたり、
近づいてきたり、
話しかけてきたり・・・
冒頭の例のように、
他人に影響されて自分まで
不機嫌になることもありますが、
逆に他人の影響で機嫌が
良くなることもあります。
この人と一緒に仕事をしていると、
何だか自分の力を発揮できる気がする、
お客さんからの感謝の言葉で
モチベーションが上がった、など。
どちらにしても、他人の影響を
受け続けながら、私たちは
いろいろなパフォーマンスを
行っています。
もしかしたら、あなたは
他人に振り回されたりすることなく、
自分を保ちながら能力を発揮したい、
と思っているかもしれません。
他人の影響を受けずに、
自分のパフォーマンスを高めたい
と思っているかもしれません。
ですが、それは不可能です。
生きている限り、
他人の影響を受けないように
することはできません。
また、他人の行動を
コントロールすることもできません。
あなたの機嫌を良くするためだけに
存在している人などいないのです。
だからこそ、私たちはもっと
自分の心に目を向ける必要があるのです。
他人ことばかり気にしていては、
どんどん心が相手に持って行かれて、
パフォーマンスは低下していくばかりです。
イライラやストレスが
溜まっていくばかりです。
不思議なことに、
自分の心の状態に気付くと、
他人に対して抱いていた
イライラや不満などから
ちょっとだけ解放されます。
あなたの心が、がっちりと
わしづかみされているような状態から、
ちょっとした余裕、
スペースが生まれます。
このように、自由になってしまえば、
どんな気分を選ぶのもあなた次第です。
もっとイライラを感じたければ
不機嫌のままでいてもいいでしょう。
機嫌の良い方がいいよな、
と思うのであれば、
機嫌の良い心の状態を
選ぶことができます。
他人の影響を受けつつも、
スグに心を切り替えることができるのです。
ライフスキルの高い人は、
こういったことがより素早く、
効果的に、そして自然にできます。
あなたももっと自分の心に
目を向ける毎日を送ってみませんか?
P.S.
自分の心に目を向け、気持ちの切り替えを
素早く行えるようになるためには、
繰り返し・継続したトレーニングあるのみです。
そのためには、このような
プログラムがオススメです。