投稿日:2014-02-06投稿者:
こんにちは。
スポーツドクターの辻秀一です。
あなたは車の免許を持っていますか?
車の運転には免許が必要です。
知識を覚えて実際に運転し、
教官から指導を受けて訓練していきます。
そして、その次は実際の道路を走ったり、
高速を走って実践を積んでいき、
合格して晴れて免許を取得できます。
では、この免許を取ったら、
どんな道路でも運転できるでしょうか?
例えば、人口の少ないところで
免許を取った人は、当然教習中も
交通量の少ない道路で練習します。
一方で人口の多いところでは、
教習中から交通量の多い通りで
練習を積んでいきます。
交通量の少ない道路で練習した人が、
いきなり交通量の多い道路で
運転しなければならないとしたら、、、
おそらく非常に恐怖感を感じるでしょう。
つまりノンフローになります。
また、交通量ではなく、
車の運転には地域性というのがあります。
“運転の荒い地域”というのを
聞いたことがありませんか?
「〇〇(地域)のナンバーを見たら道を譲れ」
のようなことが言われたりもします。
当然、このような運転の荒い地域で
運転した経験のないドライバーは、
そういう地域に行くと緊張感や
恐怖感を覚えることでしょう。
つまりノンフローになります。
また、高速道路で 100 km は
出しても平気かもしれませんが、
200 km はどうでしょうか?
恐怖を感じると思います。
(もちろん、法律違反ですが)
車の運転ができるとは言っても、
F1 選手のような運転は当然不可能です。
車の運転というスキルにも、
色々なレベル、段階があり、
それぞれのレベルでスキルを発揮するためには、
そのレベルに合わせたトレーニングが
必要だということが分かると思います。
これがスキルです。
そしてライフスキルも
スキルなので、性質は同じです。
ライフスキルを磨いていくと、
例えばプレゼンで緊張しなくなる
という効果が期待できます。
しかし、これもまた状況によって
変わってくるはずです。
社内のプレゼンでは、
人前で緊張しなくなったが、
社外のプレゼンではまだまだ緊張する。
数千万円規模のビジネスのプレゼンは
別に緊張することはなくなったが、
数億円規模のビジネスのプレゼンは
まだまだ緊張してしまう。
中小企業相手は緊張しなくなったが、
上場企業相手は緊張する。
などのように、スキルを磨いて
問題を乗り越えたかのように見えても、
また新たな壁が現れ、よりスキルを
磨かなければ打ち破っていけない
という場面に必ず出くわします。
つまり、ライフスキルは
トレーニングし続けるものなのです。
心の成長を続ける限り、
死ぬまで終わりはありません。
そして、人は生きている限り、
何も問題が起こらず
平穏無事に暮らしていける
なんてこともありません。
ですが、ライフスキルを常日頃から
磨いていることで、何か起こった時に、
その時点での最高のパフォーマンスを発揮し、
ベストな結果をつかんでいくことができるのです。
だからこそ毎日トレーニングを
続けることが、とても大切なのです。
ぜひ、あなた自身のためにも、
ライフスキルを磨き続けて
いってほしいと思います。
P.S.
2月6日は「フローの日」です。
実は毎月26日もフローの日なのですが、
今日は年に1回のフローの日です。
それを記念して、特別企画が
公開されているようです