「わかる」って、実は簡単

    投稿日:2014-02-14投稿者:

    こんにちは。
    フローマインドの岡田です。

     

    誰かと会話をしているときって、
    その内容がどんなことであっても、
    お互い相手に “わかってほしい”
    という気持ちを持っていますよね。

    わかってほしいから、わざわざ言葉を選んで
    その言葉を相手に届けているんだと思います。

    でも、相手が「わかった」と
    言ってくれるとはかぎらない…。

    そうすると、“わかってもらえなかった…” と思って
    こちらもノンフローになるし、
    相手も “わからない” こと自体にノンフローになったり、
    “わかってあげられないことで話し手をノンフローにしている”
    と思って、もっとノンフローになってしまったり…。

    これでは、会話がスムーズに運ばないし、
    コミュニケーションもうまくとれませんよね。

     

    辻先生は、
    「“相手の言うことをわかる”って、
    すごく簡単なんだよ」と言います。

    それはどういうことかというと、

    “わかる” というのは、
    相手の言っている中身を肯定するとか、
    いいと思うとか、100%賛成だとか、
    すべて理解した、という意味ではない、
    ということなんです。

     

    たとえば、相手が何かについて、
    「私は反対です」という意見を
    あなたに伝えたとしますよね。

    そのときに、あなたが「わかりました」
    と言ってあげるのは、けっして、
    「私も反対意見だ」とか、
    「あなたの言っていることはもっともだと思う」とか、
    「あなたの反対する理由はよくわかる」と
    言っているわけではなく、

    ただ単に
    「あなたが”私は反対です”と言っていることが、
    わかりましたよ」ということ、

    「あなたが反対だと言っている、
    そのことを受け止めましたよ」、
    ということなんです。

    「きちんと聴いていますよ」と
    言い換えることもできるでしょうか…。

    “わかってあげる” には、
    相手の意見に同調する必要もないし、
    賛成する必要もないし、さらには、
    内容を完全に理解する必要もありません。

     

    「もしも “わかってあげる” ことに、
    賛成や同調や理解が必要だったら、
    相手のことをわかってあげるなんて、
    できなくなっちゃうでしょう?

    そうじゃなくて、あなたがそう言っていることを、
    私はわかったよ、ということなんです。
    だからすごく簡単で、誰にでもできるはずなんだよ。

    ぼくは、もし誰かにアインシュタインの
    相対性理論について説明されたとしたも、
    “わかりました” って言える。

    べつに相対性理論を100%理解できなくても、
    “あなたが相対性理論について説明した、
    ということがわかった” ってことなんだから」

     

    なるほど~!!

    辻先生の言葉を聞いていて、
    今まで “わかる” ということに、
    肯定とか賛成とか理解とか、
    むやみにたくさんの意味をつけて、
    “わかる” ことから自分で遠ざかっていた
    ということに気づきました。

    相手のことをわかってあげる…。
    ほんとはこんなに簡単なことだったんですね!!

     

    ライフスキルを磨くと、
    よけいな意味づけから解放されて、
    すごく自由な気分を味わえます。

    そして、相手をわかってあげることで、
    相手もフローになるし、
    何より自分がフローになれる…。

    なんだかとても、すっきりした気分です!

    相手を “わかってあげる” ライフスキル…、
    今日からどんどん磨いていきましょう!

     

    岡田 綾

     

     

    P.S.
    ライフスキルはまず、
    「わかってあげると“考える”」
    ことから始まります。

    それが周りをフローにしていき、
    人のパフォーマンスを引き出してくれるんですね。

    あなたも新しい思考習慣を身に付けてみませんか?

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