投稿日:2014-02-19投稿者:
学生のころ、テスト前日の夜は
とてつもなく焦りながら勉強していました。
学校に行っても、
テストとテストの合間の休み時間に
教科書などを見て、なんとか
暗記しようとしてました。
「次の 1 時間だけ
覚えておけばいいんだから・・・」
という、そんな態度でした。
当然、そんな短時間に何でもかんでも
詰め込めるはずはなく、
結局は「何か見た記憶があるぞ」
「この問題、習った気がする……」
という感じで、散々な結果に
終わってしまいました。
もちろん、テスト前は焦ります。
あれを確認していない、
あれもチェックしていない、
これも理解できていない、、、
そんな感じで迎えるテストで
良い点を取れる方がおかしいですよね。
一方で、テスト前でも
余裕のある人がいました。
テスト前に焦って教科書や資料を
確認したりはしていません。
何か分らないことを聞いてみると、
余裕で答えてくれます。
どうして、そんなに
余裕があるのかというと、
それは当然テスト前に
十分勉強をしているからですよね。
やることはやった、
あとはテストに臨むだけ、
きっとそんな態度だったのだと思います。
準備が十分にされていれば、
心には余裕が生まれるはずです。
つまりフローな感じだと
いうことですね。
しかし、準備が不十分だと、
当然焦ってしまいます。
ノンフローな感じです。
この焦りのせいで、
いつもならできていた事、
普段ならなんてことない事も
できなくなってしまいます。
もちろん、このような状態になるためには、
認知脳的に十分な準備を
しておく必要があります。
用意すべきことをリストアップして、
漏れがないようにひとつひとつつぶしていく。
あとはもう本番に臨むのみ。
「人事を尽くして天命を待つ」
のような感じでしょうか。
辻先生はこのような考え方を
「プリペアリング思考」と
呼んでいます。
「準備する事があると考える」思考です。
ライフスキルとしての思考は、
ただ「準備する事がある」と考える
ところまでの脳の使い方ですね。
それで実際に準備するかどうか、
何を準備するかどうかを考えるのは
認知脳の仕事というわけです。
ただ、常にライフスキル脳を働かせて、
「準備することがある」と考えていれば、
実際に行動もしやすくなるでしょう。
ぼくたちをノンフローにするような事柄の中で、
自分の準備によりノンフローになるリスクを
回避できるようになるでしょう。
10 年連続 200 本安打や、
日米通算 4000 本安打などの
驚異的な成績を収めている
イチロー選手の行動は、
まさにこのプリペアリング思考です。
ボールがバッドに当たって
飛んでいく瞬間以外の時間と行為は
全て準備(プリペアリング)だと
考えているそうです。
ほとんどの人は十分に準備をせず、
それを回避しようとしないので、
起ってしまってからノンフローに
なってしまいますよね。
せっかく人には認知脳という
優れた機能があるのですから、
認知脳を使って事前に準備
できることはあるはずです。
辻先生曰く、ノンフロー要因の
4 分の 1 から 3 分の 1 は
準備によって回避できると言います。
フローになれるのなら、
「常に準備できることがある」と
考えていた方がいいですよね。
そうすることで、本番で焦ったり、
余裕を失くしてミスをしたりすることが減り、
自分の能力を発揮できるようになるでしょう。
今、あなたが準備できることは
何でしょうか?
ぜひ考えてみてください。
— フローマインド事務局
P.S.
本番で焦らない!
大事な場面で自分の力を発揮したい!
もしそれを望むなら・・・