投稿日:2014-02-25投稿者:
ソチオリンピックが終わりましたね。
ライフスキルを学んでいる人と
オリンピックのことについて話していると、
選手たちの発言や行動をとても深く
洞察できるようになっていてびっくりします。
何て言うか、結果が出ている人は、
結果が出るべくして出たんだな
ということが、選手たちの発言や表情
態度などから読み取れるのです。
中でも、特に注目された選手は
きっと浅田真央ちゃんではないでしょうか?
ここはあえて浅田真央“ちゃん”と
呼ばせてもらいます。
彼女のSP(ショートプログラム)
でのパフォーマンスと、
フリーでのパフォーマンスは
明らかに違いました。
もちろん、結果としても違いが顕著に
現れているので、誰が見ても明らかに
違ったと感じていると思います。
ただ、ライフスキルの観点からいうと、
SPは結果エントリーで、
フリーは心エントリーだなと
感じませんでしたか?
SPの時の真央ちゃんは表情が固く、
おそらくスケートを楽しめてなかったと思います。
それが表情や態度に現れています。
コメントでも
『自分でもっといけると
思う気持ちを出さなければ
いけないと思ったんですけど、
それを出そうと思ったのが
いつもと違ったんだと思います。』
と言っていますが、まさに
「違う」という意味付けや
「最後」という意味付けなどで、
ノンフローになっている状態が
伝わってきますよね。
一方で対照的なのが
金妍児(キムヨナ)選手でした。
『オリンピックは特別な試合とは思っていない、
普段通りに普段の練習、普段の試合』
とコメントしてますから、
まさに「意味付け」のない、
フローな感じだと思います。
でもそんな真央ちゃんも、
フリーでは素晴らしい演技を
見せてくれました。
彼女の演技は本当に感動的でした。
後半会場の手拍子と一体となって
滑っている“姿”というか、
その“場”の雰囲気は画面越しにも
強烈に訴えかけるものがありました。
見ている人たちもみんなフローな感じです。
他の選手が結果を求めて無難な演技に終わる中、
自分にフォーカスして
自分のパフォーマンスを最高レベルで
発揮しようとする姿は、
本能的に人を感動させるのでしょうね。
そして、自然と結果もついてくる・・・。
結果はご存知かと思いますが、
自己最高得点を更新しました。
メダルは逃してしまいましたが、
「試合に負けて勝負に勝つ」のような
そんなすごさを感じました。
SPからフリーへの気持ちの切り替えが
なぜできたのか? どうしてできのか?
ということは分かりませんが、
「今」や「自分」に集中していた感じは
コメントから伺えます。
「そうですね、ま今日の朝の練習も
そこまで良くなかったので、
とりあえず自分のことに集中して
自分がやりたい演技をしようと思いました。」
「いろいろあったけど、1つずつ
今までもクリアしていったので、
今回のプログラムも全部を
見るんじゃなくて今回のこの
試合もジャンプ1つ1つを
クリアにしていきました。」
周りも「期待」から「応援」へと変わってましたし、
彼女のライフスキルを高めてくれたのでは
ないでしょうか?
メダル以上のものを残してくれたなと
そう感じました。
あなたはどう感じましたか?
― フローマインド事務局
P.S.
結果にとらわれず、
自分のパフォーマンスを最高に発揮できれば、
自然と結果もついてくるし、
周りを感動させることができるんですね。
あなたも、自分の能力を最大限に
発揮できるようになりたいと思いませんか?