投稿日:2014-05-22投稿者:
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
わたしたちは年から年中
意味を付けて生きています。
朝から晩まで意味付けに大忙しです。
ですが、多くの人は
意味付けに気付いていません。
イライラも不安も
うざいもラッキーも
全てわたしたちの脳が
勝手に付けた意味なのです。
産まれたばかりの赤ちゃんは
大人のように意味を付けてはいません。
雨が降っていても、
「イヤだ」「憂鬱だ」「最悪」
などの意味を付けることはないのです。
成長するにつれ認知脳が発達してくると、
周りのあらゆることに意味を付けていきます。
その対象は主に「環境」「出来事」「他人」です。
雨だと憂鬱。
人身事故に遭うと最悪。
苦手な人がいるとウザい。
などです。
ですが、冷静に考えて頂きたいのですが、
この世に憂鬱な成分でできた雨は
降っていません。
雨はただ水が降っているだけなのです。
「最悪」という人身事故はありません。
ウザいや苦手という細胞でできた人もいないのです。
これらの意味付けは、わたしたちが
後天的につくりあげてきたものです。
そのおかげで、文明を発達させて
きたという側面もあります。
しかし、その一方で意味付けが原因で
ストレスを抱えてしまうことにもなってしまいました。
未開の部族の人、すなわち
文明が発達していない部族の人たちには
うつ病はないと言います。
うつとは、まさに発達した認知脳が
暴走した結果引き起こしている
状態だと思います。
だからといって、認知脳を
働かせないということはできません。
認知脳を働かせなければ
仕事はできません。
仕事で結果を出したいなら
認知脳をフル回転させるのは
必須事項です。
しかし、そうすると
意味付けがばんばん起りますので、
ストレスを抱え、心の状態が
ノンフローになるリスクを負います。
ですので、認知脳を働かせつつも、
心を自分でフローに傾けていける
スキルを持っていることが重要なのです。
それがライフスキルであり、
日本人に馴染みのある考え方で言うなら
「禅」的な思考に近いものなのです。
P.S.
フローをつくる脳の使い方を
身につける方法はこちらです・・・
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