投稿日:2014-05-26投稿者:
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
もしあなたが今、会社で新しい
キャンペーンの企画を任されていて、
せっぱ詰った状況に追いやられているとしたら、
おろらく非常に焦っていて、
「ヤバい」「どうしよう」と感じるでしょう。
アイデアがまとまらずに焦る。
周りからの協力を得られずイライラする。
うまくいった前例がないから不安。
このようなストレスに晒されていると、
ますます頭の回転も悪くなり、
良いアイデアが浮かばず、
悪循環に陥ってしまうでしょう。
とても具体手な状況で、
悩みも具体的です。
自分ごとなので当然でしょう。
そのような時、多くの方は、
「○○な時はどうしたらいいでしょうか」
「○○で大変なんですが、
ライフスキルをどう活かしたらいいですか?」
などのような質問をされます。
ただ、ライフスキルとは、
ここで多くの方が求めている
対処法ではありません。
例えば、右のドリブルしかできない選手が、
なかなか相手のディフェンスを抜けずに
困っている状況で、いきなり左手を使って
ドリブルをしようとしても
当然うまくいきません。
そのような状況で、選手が
相手を抜けるようになるためには、
右だけでなく左手のドリブルも
できるようになることが必要です。
そのためには、まず繰り返し
練習をする必要があります。
左のドリブルを繰り返し練習し、
試合の中でも試しながら、徐々にスキルレベルを
上げていくと、そのうち自然とできるように
なるものです。
つまり、練習していない選手が、
窮地に陥ったときにとっさに使おうと思っても
使えるものではないのです。
ライフスキルもこのように、
困った状況でとっさに使おうとしても
うまく機能しません。
それはスキル化が弱いからです。
スキル化が強いと、本当に困った状況で
自然とライフスキルが発揮され、
焦らなくなったり、プレッシャーを
感じることがなくなったりするのです。
ですので、日頃からのトレーニングが
とても重要なのです。
〇〇が起ってからどうしようと
考えるのではなく、
常日頃からライフスキルを考えていることで、
大事な場面で力を発揮できるようになるのです。
P.S.
7月に講演会を開催します。
部下のいらっしゃる方、経営者の方、
チームや組織の関係がぎくしゃくしていて
なんとかしたいと感じている方は
ぜひご参加ください。
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