投稿日:2014-06-13投稿者:
ドラムを叩いたことはありますか?
ぼくは学生の時、ちょっとだけ
ドラムに挑戦しました。
ドラムはいくつかの太鼓やシンバルが
組み合わさっています。
最低でも必要なものとしては、
スネアドラム
バスドラム
ハイハット
という 3 つです。
スネアドラムは、小太鼓のようなものです。
バスドラムは大太鼓。
ハイハットはシンバルが 2 つ
合わさったものです。
そして、これらを叩く時は、
両手にスティックを握り、
左右の手がスネアドラムとハイハットを叩きます。
右手がハイハット、左手がスネア
というパターンが多いですが、
逆のドラマーもいます。
そして両脚も使います。
左脚はハイハットの 2 枚のシンバルの
開閉を調節します。
これを完全に踏むと
2 枚のシンバルは密着して、
叩くと音がこもります。
そして踏み込み具合を調節して
2 枚のシンバルの間隔を広げると
音色が変わっていきます。
一方右脚は、バスドラムを叩く
ベダルとつながっていて、
右脚を踏み込むと、バスドラムへ
バチのようなものが当り、低い音が出ます。
他にも、色々種類があって、
プロのドラムセットは
何十個もの太鼓やシンバルが
セットされている場合もあります。
それらを、両手・両脚のたった 4 本を駆使して
リズムをつくっていくことになります。
ドラムを始めた当初は、
一体どうやったら両手・両脚、
つられることなく別々の動きができるのか
全く想像ができませんでした。
一体どうやればできるようになるのか?
コツのようなものはあるのか?
こういうことは、できる人に聞いても、
何となくできるようになったと、
曖昧な答えしか返ってきません。
手の動きは比較的簡単にできました。
右手でハイハットを刻みながら、
アクセントとして左でスネアを叩く。
この組み合わせで、
色々なタイプのリズムがつくられます。
一方脚の動きは簡単にはいきません。
これが最初の大きな壁になります。
手と脚がつられてしまって、
思うように脚で一定のリズムを
刻む事ができないのです。
さらに左足まで使うとなると
どうしていいのかさっぱり分かりません。
できるイメージが湧かないのです。
しかし、練習を繰り返していると、、、
ある時、この両手・両脚がそれぞれ独立して
動く瞬間が訪れました。
「お? もしかして今の感じ?」
と最初は半信半疑でしたが、
何度も繰り返すと、
次第に感覚をつかんでいきました。
何をきっかけにしてできたのかは
正直分かりません。
しかし、できたのです。
もちろん、ドラムはリズムを刻むことが
役目ですから、安定して一定のリズムを
刻めることと、両手・両脚がそれぞれ
動くようになることとは別問題です。
しかし、その第一歩として、
脚を動かしても手がつられないということは
とても大切なことです。
初めはとても意識して叩かないと、
すぐにまた脚の動きに手がつられてしまいます。
しかし、それも練習を繰り返せば、
無意識の内にできるようになります。
そして、今度は自分の思うリズムを
再現できるようになっていきます。
楽器のように、人間って
異なる作業を同時にできるようになります。
ライフスキルもそのように考えてみると、
いつの間に、何かの瞬間に
「あ、今ライフスキルが働いているな」
「自然とフローになっているな」
と思う瞬間がくることでしょう。
それを信じて、繰り返し練習するしか、
人がスキルを見につける方法はないようです。
— フローマインド事務局
P.S.
2つの脳を働かせ、
心を整えながら
最高のパフォーマンスを出すには・・・