投稿日:2014-06-27投稿者:
こんにちは。
フローマインドの岡田です。
先日、横浜から新宿までの湘南新宿ラインで、
お父さんと男の子二人の親子連れと一緒になりました。
電車に乗ってくるやいなや、
お父さんは 8 歳くらいであろうお兄ちゃんに
お説教を始めました。
お兄ちゃんの顔を両手ではさんで、
ひたすら同じことを繰り返しています。
私のすぐ横で話しているので、
どうしても聞こえてくるのですが、
お父さんの言っていることはこんな感じ。
「キミはさー、人より忘れっぽいんだよ。
だから、自分が忘れっぽいってことを
よく理解していないといけないんだ。
自分が忘れっぽいってことを、
覚えてないとダメなんだよ」
きっと、お兄ちゃんは
何かを忘れちゃったんでしょうね。
そして、たぶん、
いつも何かを忘れちゃうんだと思います。
「プリントを忘れたり、
お財布を忘れたり、よくするよね?
だから、プリントはもらったらかばんに入れる、
お財布も出して使ったら、かばんにしまう、
そういうふうにしないといけないんだ。
キミは、忘れっぽいんだから」
お父さんの話は、延々と続きます。
お兄ちゃんも、泣きそうになりながらも
真面目に聞いています。
私も、お父さんがあまりに同じことを繰り返すので
内心「お父さん、しつこいよ」と思って
ちょっとノンフローに傾いていました。
もちろん、当のお父さんとお兄ちゃんは、
めちゃくちゃノンフローです。
ノンフローだから、お父さんの表情は硬く、
その顔でずっとお説教をされるんですから、
お兄ちゃんもノンフロー。
お兄ちゃんは、きっと
お父さんの言っていることは
頭に入ってないだろうな…。
電車の中で叱られる恥ずかしさと、
お父さんのこわい顔だけが
きっと印象に残るんだろうな…。
なぜ、頭に入らないか。
それは、“ノンフローだから”。
ノンフローで、パフォーマンスの質が
低下しているから、です。
怒っているお父さんもノンフローだから、
お兄ちゃんの状態を把握することもできず、
ただひたすら同じことの繰り返し。
怒られているお兄ちゃんもノンフローだから、
ただひたすらこの時間が
早く終わってほしいと祈るだけ…。
何も改善されないし、
何の進歩もありませんよね…。
この親子を見ていて、
ノンフローだとパフォーマンスが悪くなるんだな、
物事がうまく運ばないんだな、と
改めて実感する私でした。
ただ、予想外のことが起きたり、
がっかりなことがあったりすると、
イライラしてノンフローになり、
ノンフローのまま相手に言葉を投げてしまいがち。
私も、ついついやってしまいます…。
ああ、いけない、いけない。
まずは自分の感情に気づくこと。
そして、自分の心を整えてから言葉を発しよう。
ノンフローだとパフォーマンスが悪いんだから、
そんな状態で相手に大事なことを
伝えるのはやめよう…。
そして新宿で降りようとしたとき、
お父さんからこんな名言が…!
「キミはさ、聞いたばっかりのときは覚えてるから、
自分が少ししたら忘れちゃうってことも忘れてるんだ。
だから、自分は少ししたら忘れちゃうってことを思い出して、
まだ覚えてるうちにメモしなくちゃいけないんだよ…」
お父さん、それ、私のことです!!!
そうなの、自分が忘れるってことも忘れてます。
これからちゃんとメモします(笑)。
自分を振り返り、
フローの価値を再確認させてくれた
お父さんとお兄ちゃん、
貴重な気づきとアドバイスをありがとう〜!
P.S.
親子関係も、ライフスキルを磨けば
変わっていきますよ・・・