投稿日:2014-07-10投稿者:
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
本番に強くなりたい。
こう思う人は少なくないと思います。
緊張せずに人前で話したい。
練習通りにプレゼンをしたい。
資格試験で全力を尽くしたい。
何かの本番という状況を前に
このように思ったことが
あなたにもあるのではないでしょうか?
このような場面で、人は色々な意味を付け、
それによって緊張や不安、プレッシャーが
大きくなっていきます。
例えば「大事な」商談だとか、
「失敗できない」コンペなどと
考えてしまうはずです。
この「大事な」や「失敗できない」
という部分は、絶対的なものでも
普遍的なものでもありません。
事実はただ商談がある、
コンペがある、
プレゼンがある、
スピーチの機会がある、
それだけなのです。
それだけなのですが、
人は自分自身で意味を付け、
それによってストレスを抱えてしまう
という脳の働きから逃れることができません。
では、「大事な」などの意味を付けない方が
いいのかというと、そうでもないのです。
最近は物事と距離をおいて、
「そこそこ」とか「別に」というタイプの人が
増えているようです。
そのため、どこか他人事です。
距離を置いているので、
緊張やプレッシャーを感じにくく、
ストレス状態にはなりにくいタイプです。
ですが一方で高いパフォーマンスも出せません。
距離を置く事でストレスからは
逃れる事ができるのですが、
目の前のことに向き合っていないので
パフォーマンス低く、結果も出せません。
意味を付けてストレスを抱えてしまうのは、
しっかりと現実に接着している証拠でもあります。
ですが、それをそのままにしておくと、
ストレスが溜まるばかりで、
決してパフォーマンスは高く発揮できません。
ですので、外側の出来事にはしっかりと
向き合いつつも、自分で意味付けしたことから
ちょっとでも解放し、自由で余裕のある状態を
つくっていくことが必要になります。
緊張はよくない、プレッシャーは敵だ
感情は厄介だからコントロールしなければ、
と考えていると、ますますそれにとらわれます。
緊張する自分や本番で焦る自分が
ダメなのではなく、
そのような状況でも自分で自分の心を
フローに傾けることができるようになること、
すなわちライフスキルを磨くことに
フォーカスしてほしいと思います。
P.S.
外側のことにしっかり接着しつつも、
心はもっていかれず、自分でフローをつくれる
そんなスキルをあなたも身につけてみませんか?