投稿日:2014-09-11投稿者:
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
やはり一流の人は、
高い能力を持っていると同時に、
心を整えるスキルも高いことを
改めて実感しました。
錦織選手の活躍を見て、
自分の心を整えている姿が
とても印象的だったからです。
1 対 1 で何時間も高い集中力を保つ。
そして戦略を考えそれを動きに反映させる。
これらのことは、ただ技術があるだけでは
到底実現できないことです。
とはいえ、錦織選手も完璧ではありません。
決勝ではとらわれによって
力を発揮できていなかったようです。
今、この瞬間の行動を
あなたはどんな心で
やっているでしょうか?
このメールを読むという行動。
仕事の段取りを決めるという行動。
人の話を聞くという行動。
メモを取るという行動。
言いたいことを伝えるという行動。
わたしたちが行うあらゆる行動、
すなわちパフォーマンス、
すなわち生きるという行動には
常に心の状態が一緒になっています。
だるいな〜と思いながら人の話を聞くのか?
怖いと思いながらメモを取るのか?
イライラしながら話すのか?
どんな心の状態で行動を取るのかによって、
得られる結果も変わってきます。
だるいな〜と思いながら話を聞けば、
大事なことの 1 割も理解できないでしょう。
イライラしながら話せば、
言ったことのほとんどは
反発を生むだけの結果になるでしょう。
だからこそ、常に心を整えることを
習慣にしている必要があるのです。
錦織選手は、対戦相手、観客、マスコミ、
気温や時間などのたくさんの外界から
影響を受けながらラケットを振ります。
それはまさにノンフロー要因が
常に襲いかかってくるようなものです。
そのような中で自分のパフォーマンスを
発揮しようと思うなら、自分の心を
自分で整えるしか道はありません。
では、それはいつできるのでしょうか?
いつでもできるのです。
1 分ごとにでも、
10 秒ごとにでも、
1 秒ごとにでも、
いつでも心を整えることができます。
あなたは普段、どれだけ心を整えることに
意識を向けていますか?
今から集中して仕事に取り組もうとした時、
まずは心を整えることに意識を
向けられていますでしょうか?
そのチャンスは 1 時間ごとでも、
30 分ごとでも、1 分ごとでも、
いくらでもつくれます。
ちょっとライフスキル的な思考を
してみるだけですので、
たいした時間はかかりません。
どんなに忙しくても、
「時間がない」なんていう言い訳は
できないはずです。
まずは 1 時間おきでもいいので、
定期的に心づくりをしてから
今すべきことをしてみる。
心を整えてから取りかかってみる。
そんな習慣から始めてみてはどうでしょうか?
P.S.
心を整えてから、行動に移す習慣を
あなたも身に付けてみませんか?