投稿日:2014-09-25投稿者:
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
プロバスケットボールリーグである
NBDL が、いよいよ 10 月より
シーズン開幕となります。
私が代表を務める東京エクセレスは、
前回リーグ初参加で
見事優勝を飾ることができました。
もちろん今年も優勝を目指します。
そして、試合を通してみなさんと
元気・感動・仲間・成長を
感じていきたいと思います。
先日はこれに先立ち、プレシーズンゲームが
板橋区の体育館で開催されました。
東京エクセレスは、つくばロボッツという
格上の相手と戦いました。
つくばロボッツは、NBL リーグという
トップリーグに所属しているチームです。
(NBLはエクセレンスが所属する
NBDLの上のリーグです)
試合の入りはやはり、実力のある
つくばロボッツに持って行かれて
一時は 14 – 34 という点差まで開きました。
選手たちも硬さが見え、
いつものプレーができていません。
しかし、東京エクセレンスの選手は、
どんな相手だろうとあきらめることなく
チーム全員が勝利を信じ、みなが
自分の全力を出し切ってプレーをします。
そして、次第に追い上げていき、
見事逆転勝ちをしました!
次第に追い上げていく姿に、
相手は焦っていました。
まさにノンフローになっていたのです。
そして自滅しました。
やはりライフスキルの高さが、
勝敗を分けていると思います。
しかし、実は「あきらめない」というのは
ライフスキルではありません。
まず、あきらめると心は楽になります。
過去の経験上どう考えても勝てない。
どんなに頑張っても結果を出すなんて無理。
期日までにこれだけの量の仕事を
終わらせるのは不可能だ。
だったらあきらめてしまえば楽だな…
となり、実際あきらめることで、
心へのストレスは減っていき、
ノンフローからは解放されるでしょう。
しかし、これはフローではありません。
なぜならフローとは、パフォーマンスが
高く発揮されている状態です。
あきらめてしまっては、
最高のパフォーマンスとは言えません。
ですので、あきらめるというのは、
フローを生まない思考なのです。
しかし、「あきらめない」と考えることも
フローを生むわけではありません。
真にフローを生む思考はライフスキルであり、
外側の出来事をあきらめるか/あきらめないか
とやっているうちは、フローはやってこないのです。
スポーツ選手のインタビューだけでなく、
よく成功の秘訣はあきらめないことだと
言われますが、実は本当に成功する人は
「あきらめないんだ!」などとは
考えていないのです。
「あきらめない」と考えるのは、
実は「あきらめようかな…」と
思ってしまっているからです。
ライフスキルを磨き、
ライフスキルが高い人は、
あきらめるという発想が
出てこないのです。
すなわち、どんな状況だろうと、
自分の全力を常に発揮する、
ただそれだけなのです。
P.S.
自分の全力を発揮し、
より大きな結果を目指していくなら、
ライフスキルは必須です。
あなたもフローな毎日を送りませんか?