投稿日:2014-10-13投稿者:
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
経営者にとって、
決断というのは大きな重圧でしょう。
大きな責任を感じ、
その決断が今後を左右すると思うと、
とても平常心ではいられないのでは
ないでしょうか?
わたしも、スポーツドクターであると同時に、
会社や組織の経営者・代表でもあるので、
何かを決断しなければならないときは
心がノンフローになるのを感じます。
このような決断の際に、
ノンフローになった結果、
わたしたちは状況の把握に支障をきたし
判断を誤ってしまします。
そして、後になって冷静に考えると、
あの時はどうかしていた…
と、感じてしまうのです。
このような心の不安定さを引き起こすのは、
わたしたちの認知脳が意味付けをするからです。
決めるべきことがらに対して、
「重要な」とか「大事な」という
意味をつけることで、
心がノンフローになってしまいます。
ですが、このような意味は
元から付いていたわけではなく、
わたしたちが勝手に付けたものです。
本来重要なことがあるのではなく、
重要だと意味をつけたことが存在するわけです。
スポーツの試合でも、
「大事な」一戦だとか、
「負けられない」試合だとか、
「重要な」局面だ、などとマスコミを始め
選手達も認知、意味付けをしてしまう
ケースがよくあります。
しかし、実際はただ試合が行われる
それだけなのです。
そして、本当に力を発揮できる選手・チームは、
このような意味付けにとらわれていません。
どんな試合であろうと、
ただ全力を尽くすことに
集中しているのです。
相手が上手だろうと、
自分より世界ランクが低かろうと、
会場がアウェイだろうと、
その意味付けにとらわれることなく、
自分の力を発揮できるメンタルを
持っている選手は、やはり強いです。
わたしたちが何かを
決断しなければならない時、
同じように、そこに様々な
意味が付くでしょう。
そして、心をノンフローにし、
判断を鈍らせるでしょう。
ですので、心を整えてから、
状況を分析し、判断し、決断することを
もっと大切にしていく必要があるのです。
心にもっと意識を向けることで、
より最善の決断をしていけるように
なるはずです。
P.S.
心を整えて、決断力をアップさせませんか?