投稿日:2014-10-16投稿者:
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
いったいいつから働くことは
こんなにもしんどいことに
なってしまったのでしょうか?
成果主義が叫ばれて久しい昨今、
結果が全ての価値基準の中で
わたしたちは仕事に臨んでいます。
どんなにいい人だと言われようとも、
この成果主義の中では評価されません。
どれほどの有名大学を出ていようと、
使えない社員は周りから白い目で見られ、
いづらくなってしまいます。
しかしながら、経済が停滞して
かれこれ 20 年とも言われますが、
今のこの日本においては、
結果を出すのは容易ではありません。
昔は効果があったと言われる方法も、
以前は流行した商品・コンセプトも、
すぐに陳腐化してしまいます。
新しい基準に追いつき、
新しいツールやシステムに対応し、
新しいスキルを身につける。
そして常に新しいものを考え、創り出し、
結果を出し続けていくことが求められます。
しかしながら、そもそも結果というのは、
マルチファクトリアル、
すなわち多因子であるため、
どんなに頑張っても
結果が伴わないことはあります。
それをカバーするためには、
働く時間や量、そして効率を上げろ
という話になっていきます。
結果が上がりにくい部分は
長時間労働でカバーするという
発想になるのです。
そうなると、ストレスが増えます。
体にも心にも過剰な負担がかかり、
だんだんと仕事のパフォーマンスは
落ちていってしまいます。
そして、パフォーマンスが落ちるため
もっと結果が出にくくなります。
しかし、結果を求められるため、
後は気力が続く限り、自分を犠牲にして
頑張り続けるしかありません。
この負のスパイラルに陥ってしまうと、
やがてデプレッション、うつ状態になります。
このように、結果ばかりを求めていては、
仕事を楽しめるはずがありません。
うつ状態になる前に、
その状況から距離をおくという
選択もできますが、
一方で結果を放棄することにもなり、
結果を出したければ自分を犠牲にする、
自分を大事にしたければ結果は諦める、
この2つを天秤にかけるしか
方法はないと思い込まされています。
ですが、別の選択肢もあります。
自分を大事にしながら、
結果も出すという選択肢です。
私は、多くの方にこのような道もある
ということに気づいていただき、
その道を選んで頂きたいと願ってやみません。
P.S.
自分を犠牲にすることなく、
自分を大事にしながら結果を出し続ける
という道を選択してみませんか?