投稿日:2014-10-30投稿者:
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
よく、年収が高い人は
体を鍛えているという話を
雑誌などで読むことがあります。
あなたも雑誌やネットの特集などで
見聞きしたことがあるのではないでしょうか?
メタボ検診なども、
健康のためという名目とは別に、
体重をコントロールできない人は、
自己管理ができず、それは仕事の
パフォーマンス・成果にも関係がある
という理屈で扱われていることもあるようです。
ただ、私がここでお伝えしたいことは、
体を鍛えることではなく、
心を鍛えることについてです。
体を鍛えようとする人はいますが、
なぜか心を鍛えようとする人は
なかなかいないということです。
ジムに行って筋肉をつける人はいても、
メンタルをトレーニングしに行く人は
ほとんどいません。
その理由の1つは、
やはり心が定量化できない
数値化できないものだからでしょう。
体を鍛えることは、
目標も立てやすいですし、
結果も分かりやすい。
体重を何キロ落としたい。
体脂肪率をいくらにしたい。
などの目標を決め、
そして、実際に何キロになったのか、
体脂肪率は何パーセントになったのか
確認することができます。
ですが、心を鍛えようとしても
数値で確認できず曖昧なものなので、
どうも怪しいものと思ってしまうようです。
では一体心を鍛えるとは
どういうことでしょうか?
結果として、例えば
初対面の人とも緊張せずに話せるとか、
ショックなことがあっても
立ち直りが早くなったとか、
他人の言動に振り回されず
余裕を持てるようになったなど、
実感をすることはあるでしょう。
そういう変化を実感すれば、
メンタルがタフになったと
思えるようになるでしょう。
ただしそれは自分自身で
気付くしかありません。
客観性はなく、計測できません。
私は、この計測できないけれども、
確かに自分の中に起こっている心の変化を、
もっと大切にしてほしいと思っています。
そして気づけるようになってほしいと思います。
それは計測できませんが、確かに
私達の中に存在し、誰も言葉で
正確に説明することはできなくても、
否定することもできないはずです。
そのような心という存在が確かにあるのです。
そして、ちょっと考えてみると、
私達が直面する問題のほとんどは、
体より心が原因となっていないでしょうか?
人間関係のトラブルも、
決断力のなさも、ついつい後回しにする癖も、
すぐに焦ってミスしてしまう自分も、
心に原因はないでしょうか?
たくましい体、筋肉隆々の体よりも、
たくましい心、余裕のある心こそ
必要なのではないでしょうか?
そう感じた方には、もっと心を大事に
心づくりを大切にして頂きたいと思います。
P.S.
心づくりの大切さを感じたら、
ぜひこれを試してみてください・・・