投稿日:2014-11-06投稿者:
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
11 月になり、最近は秋から冬へと
季節が変わっていくのを感じます。
先日は文化の日で、祝日もありました。
秋は芸術の秋や食欲の秋、読書の秋や
スポーツの秋など、人間的な活動が
盛んになる季節なのかもしれません。
文化といえば芸術などを
連想する方が多いのですが、
私はスポーツも文化として
日本でも定着してほしいと思っています。
体育の日は 10 月でしたので、
文化の日とは別に扱われているのです。
スポーツの試合を観る機会も多いのですが、
やはりスポーツの中には、人間にとって大事な
生きるためのヒントがたくさんあると思います。
一生懸命に試合に臨む姿は本当に感動します。
スポーツは心とパフォーマンスの関係が
分かりやすいので、心の状態が
不安定だとすぐに結果に現れます。
ノンフローだとシュートを外すし、
パスをミスるし、チームワークも
悪くなってしまいます。
個人競技も同じです。
集中力、筋肉の動き、呼吸など、
あらゆるパフォーマンスに
影響を与え、結果を左右します。
そして、スポーツをしている人は、
結果を出せなかった原因は
自分の心の状態にあったんだと
気付く人も多いです。
やはり自分の心は自分で決めている、
そして自分の行動も自分で決めている、
と分かっている人が多いように思います。
スポーツは自分を見つめることのできる
人間の文化的な活動の1つだと思います。
自分の内側に意識を向け、
自分の内面と向き合い、
自分で自分の心づくりをすることで、
真のパフォーマンスを発揮できます。
これが、仕事や勉強だと、なかなか
自分の心に目を向けようとはなりません。
テストで結果が出せなかったのは、
勉強が足りなかったからだと、、、
確かにそうなのですが、
その勉強をしていた時の
心の状態はどうだったのか?
イヤイヤやっていたのか?
それとも面白いと思いやっていたのか?
心の状態によって、身に付き方も違えば、
本番で力を発揮できるかどうかも違ってきます。
先生の教え方が悪い。
授業がつまらないのが悪い。
と、外側に理由を求めることもできますが、
もっと自分自身の心に目を向けることで、
あらゆる行動の結果が変わってくるでしょう。
仕事でも、人間関係でも、
私はそう信じて疑いません。
P.S.
自分の心にもっと目を向けましょう。
心づくりをまず大事にすれば、
欲しい結果も得られるでしょう。