投稿日:2014-12-01投稿者:
おはようございます。
スポーツドクターの辻秀一です。
なぜこの人はいつも嫌味ばかり
言ってくるのか? と思ったことは
ないでしょうか?
なぜこの人はいつも自分を
イライラさせるような
言い方ばかりするのか? と
感じたことはないでしょうか?
以前、姑さんから嫌味ばかり言われる
と相談を受けたことがありました。
彼女は姑さんのことが嫌いで、
嫌味をやめさせたいと思っていました。
私たちはいつも他人に影響されて
フローになったりノンフローになったり
していますが、他人からの影響を
受けないようにすることはできません。
多くの人は、まず相手を変えようとします。
他にも無視しようとしたり、
なんとか相手のいいところや
プラスな部分を探そうとします。
彼女の場合、姑さんと物理的な距離が近かったので
それだけノンフローになる頻度も
多いでしょうから、環境を変える、
すなわち別居するのも 1 つの方法です。
別居すれば姑さんの言葉に
いちいちノンフローになることも
減るでしょう。
ですが、すぐに別居できるわけではありませんし、
お金もかかります。労力も必要です。
一方でライフスキルを身につけたら
どうなるでしょうか?
姑さんを変える必要はなく、
引っ越しをする必要もありません。
相手や環境を変えることなく、
どんな状況でも自分の心は
自分でつくれるようになるのです。
ライフスキルの基本は
まず意味付けに気付くことです。
姑さんの言葉に対して
「嫌味」という意味を付けていました。
姑さんからのお願いに対して
「意地悪」という意味を付けていました。
しかし本来姑さんからの言葉に、
「嫌味」という意味も「意地悪」という意味も
付いていないのです。
彼女もライフスキルを学んでからは
そのことに気付きました。
姑さんの言葉に意味を付けているのは
自分なのだと気づいたのです。
まずはこの意味付けに気付くことで、
相手にガチガチにとらわれていた心を
少し自由にしてあげることができます。
その後は、どれだけライフスキルが
育まれているかで、フロー化の度合いが
変わってきます。
そしてライフスキルが高い人は
フロー化を大きく、速く起こせるのです。
彼女の場合は、ライフスキルを磨くことで
視野が広がり、自分の気持や姑さんの
違う一面にも気付けるようになりました。
それはお互いの関係を近づけるのに
十分な気付きだったそうです。
それができたのは、プラス思考で無理して
相手の良いとろこを探そうとしたわけではなく、
フロー化によって認知の質も上がったため、
いつもとは違う部分が見えるようになったからです。
あなたも、他人の発言に
自分で勝手に意味付けして、
自分でノンフローになっていませんか?
その意味付けにまずは
気付けるようになってください。
P.S.
ライフスキルが磨かれると、
人間関係も良くなっていきます。